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Posted by ミリタリーブログ at

2016年09月04日

ハートロックの過ごし方(キャンプについて)

皆さんこんにちは。

ハートロック海兵隊一般部隊としての案内として装備品先行になっていた部分もあり、
ハートロックってどうやって夜を越すの??
という質問が結構ありました。

前日キャンプを含めた参加者が多数を占めているイベントの中、全くその辺を説明していなかったので装備の件は一旦中断し、キャンプそのものについて解説したいと思います。


・テント


画像は以前ハートロックを開催したときの画像です。

野外イベントかつ夜を越すので、寝泊りするためのテントは必須となります。
10月の本栖湖の夜は気温がヒトケタまで下がるので、余程のサバイバル上級者で無い限りカラダ一つで地面にゴロ寝などは控えていただいたほうが無難です・・・



雰囲気を上げるために、海兵隊の制式採用品である、上の画像のコンバットテントが推奨です。
これを持っている方については最初の画像のように宿営地らしく並べて建ててもらおうと思っています。
(その辺りについては、別記事で「海兵隊内ミニイベント(仮)」の欄で記事を別示しようと考えています)

持っていない方についても、無理にコンバットテントを購入してもらう必要はありません。
ホームセンターに売っている、普通のテントで十分です。持っている方はそれを使うと良いでしょう。
※買うとしたら金額にして実売3千円位から売っています。


テントが用意できたなら、こちらも合わせてそろえていただいた方が良いと思います。


テントマットですね。
テントを一度でも建てた方ならご存知だとは思いますが、テントの床面はただの薄いナイロン布一枚なので、これを敷かないと地面のゴツゴツ感が痛い上に、冷たい地面の温度が身体に伝わりロクに寝れたものではありません・・・
テントを使用する方については、基本的にマットとセットの使用と考えてください。

上の画像の様なミリタリーライクな物でも良いですし、現用海兵隊採用のコヨーテカラーの折り畳みタイプがオススメですが、これは外から見えないアイテムでもありますし、普通の銀色テントマットでも良いと思います。
正直、銀色テントマットの方がテント内で明かりを灯した場合、中で反射して明るく過ごすことが出来ます。


・寝袋


上記画像だと何だか解りづらいかもしれませんが、寝袋です。野外に張ったテントの中で寝るには必須アイテムです。
画像の様な、米軍制式の寝袋(シュラフ)が雰囲気重視なら推奨ですが、これもホームセンターで売っている普通の寝袋でも良いと思います。

※ちなみに米軍制式モデルのこの黒いシュラフですが、そのままの使用では寒くて寝られませんでした…
 ゴアテックスカバーを上掛けして、丁度いいくらいだったので、使用する方はセットで使用することをオススメします。

テントなんて張らないで車中泊を考えている人でも、寝袋は有ったほうがいいです。
夜間の車中は氷の器に入れられている様なものなので、一旦冷えると中もそんなに暖かくありません。


・毛布


車中泊を考えている方であれば、寝袋でなくても何か毛布を持っていったほうが良いと思います。
テント泊を考えている人でも、寝袋プラスアルファとして毛布を持っていくと防寒・マットの代わり・テントを傷付けてしまいそうな銃や装具の包みとしても色々使い勝手があるのでオススメです。


・ライト類


会場にはハートロック本部が工事用に使う大きな明かりを用意してくださる事が多いのですが、あくまで本部テント周辺を照らすものとして用意されているものなので、自前のライトが無いと夜過ごすのに何をするにも不便です。

米軍が使用しているライト類を用意するのも雰囲気として出ますが、一つ実用品の「普通のライト」は用意しましょう。
100円ショップの物でも十分です。
「銃などに付けるフラッシュライトで十分だぜ!」
と思う方も居るかもしれませんが、それだと明るすぎて却って使いづらいので注意してください。

テント内の物を探すのに、夜間は何も見えない状況になります。
これが無いとゴハンすらままなりません。

夜も続くイベントを楽しむには、両手が開くヘッドライトがオススメです。
ヘルメットに付くHL1-Aとかでも良いかもしれませんね。


・水


飲料用としてはモチロン、手を洗ったり歯を磨いたりと雑用水も必要になってくるので、水缶は必須です。
2Lペットボトルの水でもいいと思います。
上記の画像は本来塗料用のプラスチック缶ですが、4L入る上に300円程と安価なのでオススメです。
2日間でどれだけの水を必要とするかは皆さんの水の使用用途などにも依るのでハッキリとは言えませんが、飲料用としては一日2L有れば大丈夫と思われます。

ただ、あくまで目安なのでご判断は皆様にお預けします・・・


・コップ、鍋類


画像はキャンプ用のコッヘル(コップ兼用の鍋の様なもの)ですが、水を飲むのにこれは有ったほうが良いでしょう。
水缶や2Lのペットボトルから直に飲むのは重い上にこぼし易く、想像以上に面倒臭いです。

2Lのペットボトルに口を直付けして飲むのもアリですが、雑菌の繁殖なども考えるとコップの使用はオススメします。
水道水などであれば、殺菌用の塩素も多少入っているのでいいですが、ミネラルウォーター等の水は水道水に比較して汚染されやすいです。
神経質になり過ぎる事もないかもしれませんが、気になる方は用意しておきましょう。

紙コップ、プラスチックコップなども良いですが、ちょっとした風で飛ばされたりして不便だったりします。


こういうカラビナ付きのコップだと、不要な時にはリュック等に引っ掛けておけるので、地面に置いて不衛生な状態にならずにオススメです。


・防水シート


写真はマーパッとのシート(タープ)ですが、テントを持参するしないに関わらず、一つあると便利です。
急な雨からの荷物やバッテリーの保護など防水用、地面に敷いておく為の物など使い方は色々あります。
必ず携行する必要は無いかもしれませんが、有ると一段快適に過ごせたりする事も多いです。
雰囲気重視であれば上記の迷彩柄やOD色が良いと思いますが、実用品なので普通のレジャーシートでも良いでしょう。


・椅子


無くても構いませんが野外では意外と、座りやすい岩や腰掛けられそうな場所は無かったりするものです。
地面に座るにしても砂利が痛かったり、そうでなくても湿っていてお尻が濡れてしまう所がほとんどです。

食事をする場合も含めて考えると、荷物の運搬に余裕のある人については小さいものでも一つ用意しておくことをオススメします。


・食器類


食事をイベントエリア内でされる方がほとんどだと思いますが、食器類は必ず用意したほうが良いでしょう。
ハートロック開催の会場からは歩いて直ぐの場所にコンビニなどはありません。
特に日曜日の朝や、昼はフィールド内で食事をする事になる人も居ると思うので、最低ひとつは何かフォークやお箸などを持っておいた方が良いでしょう。

皿などは紙皿とかでもいいと思います。
面倒な方は食事にパンやオニギリなど手で食べられるものを用意すると楽かもしれませんね。


・ゴミ袋


これはある意味最重要アイテムかもしれません。
会場には原則ゴミを捨てる場所はありませんので、飲食や作戦行動等で出たゴミについては必ず自分で持ち帰っていただきます。
別にゴミ袋ではなくコンビニ袋等を代用しても良いですが、一人ひとつは用意して置いてください。
海兵隊ユニットとしてもゴミ袋を用意する事は出来ませんので、ご協力をお願いします。



・トイレットペーパー
ハートロック会場にはいくつかトイレブースは設けられますが、参加者に対してトイレは少ないです。
(野外イベントである以上仕方のない事です)
据付のトイレットペーパーも必ずあるとは言い切れません。無ければトイレすらままならないでしょう・・・
これについても一人ひとつは持っておいた方が良いでしょう。
用を足す以外にも色々使うシーンは有ります。


・調理用バーナー、コンロ


現地で食事を作る方は必須です。
カップラーメンのお湯を沸かすならばこれらを用意しましょう。
友達同士やチームで一つなど、分担するのもありだと思います。
海兵隊イベントとしてBBQも考えていますが、原則は調理器具も食材も持ち寄りで実施の予定なので、参加される方はご協力をお願いします。
(BBQについても別記事で書いていきます)



・雨具・防寒着


秋の本栖湖は冷えることもあります。
さらに富士山近くなので、天気も変わりやすいので雨対策も必要です。
上の画像は制式品のゴアテックスレインウエアです。
これらの物も雰囲気を上げる為には官給品かそれに似たものを用意することを推奨します。

しかしながら官給品やそれに似たレプリカ品等で揃えるのはそれなりにお金もかかる話なので、
防寒・雨具については市販の普通の物でも構いません。
雨に塗れた、寒風に吹かれた、これらの理由で夜を快適に過ごせないと、イベント参加そのものもままなりません。
戦闘行動の際は服装を統制させてもらいますが、テントエリアでの防寒、防雨用品については特に指定しません。
雰囲気に沿った物であればベターですが、無理はしないでください。


・軍手


これは有っても無くてもいいですが、テントを建てる場合や料理、BBQ等をする用の安い軍手を用意することをオススメします。
戦闘用のグローブでも、手さえ保護できれば何でも良いとはおもいます。

が、戦闘用の高いグローブしか持っていないのに、BBQでそれを使って焦がした苦い過去があったりします。
・・・結構悲しいお話なので、荷物に余裕が有れば一つ用意しておくと良いでしょう。



・食事
食べる、食べないは参加者個人の計画に依ると思うので、食べる時期や食べる量、メニュー等は個人計画でお願いします。
基本的には・・・

土曜日の昼、夜
日曜日の朝、昼

この4食が必要になってきます。
土曜日については食べる時間も場所もほぼ自由に出来ます。

が、日曜日の朝については作戦準備も含めて時間が無かったりします。
早起きをするか、簡単に食べられる物を用意するかは考えた方が良いと思います。

日曜日の昼については、場合によっては戦場内で食べる事になると思われますので、携行できる調理不要の物をオススメします。

その他戦闘行動の合間に食べられるオヤツやジュースなども携行しておくと、快適な戦場ライフが送れると思います。
頭の中で色々シミュレートすると、それだけで兵士になれた感じがして楽しいですよ(笑)



・お酒
これについても原則自由ですが、いくつか制限を設けさせて頂きたいと思います。
※これは海兵隊ユニット独自のもので、ハートロック全体のものでない事はご承知おきください。

①未成年の飲酒は禁止
 当然のお話です。

②飲酒後の車両の運転の禁止
 一般公道は当然ですが、イベント会場内についてもご遠慮下さいますようお願いします。

③飲酒後の戦闘行動の参加の禁止
 土曜日、日曜日共に飲酒後に戦闘行動に参加することはご遠慮ください。
 思わぬ事故の原因となる可能性があるので、ご協力をお願いします。

④飲酒後のエアソフトガンおよびそれに準ずる武器類の発射可能状態での携行禁止
 エアソフトガン全て、グレネード(モスカート等)類、トラップ類など、BB弾を発射する機構のある武器の「発射可能状態」での携行はご遠慮ください。
 「発射可能状態」とは、チャンバーへのBB弾の装填や、ガス、バッテリーなどの接続、マガジンの装填、エアーポンプのコッキング等を指します。
 仲間と飲みながらエアガン談義を楽しむ際に、撃てない状況のエアソフトガン類を手に持って話をする程度は良いですが、カラ撃ちやフィールド内での携行(テントエリア含む全て)等はご遠慮願います。

イベントを安全に楽しく終わらせるためにも、飲酒に関する件については皆様のご協力をお願いします。



今回はこんな所でしょうか。

夜を無事越えて、戦闘に元気な状態を維持して参加するのもプロの海兵隊の任務の一つです。
快適に過ごして、全力で戦えるように頑張りましょう!


それでは、また。  

Posted by KAK at 23:49Comments(0)