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Posted by ミリタリーブログ at

2017年03月25日

【2.0】武器について

みなさんこんにちは。

今回は2003~2004にかけての海兵隊の使用火器について書いていこうと思います。




この画像は割と解り易いと思いますが、この辺りの海兵隊一般部隊の主力ライフルはM16A4です。
支給時から原則ハンドガードにM5RASが付いており、各種オプションパーツが取り付けられる様になっています。

画像ではほとんどの隊員が光学機器としてACOG TA31を載せています。


しかしながら、支給の間に合わない部隊や2003年中ごろまでは、そのままキャリングハンドルが着けられているのも多く見られます。
ほか、レーザーエイミングモジュールとして、PEQ-2が使用されています。


こちらも全ての隊員が取り付けていないケースも多く見られます。
この辺りは、参加される方が「どの年の再現をするか」によって分かれてくると思いますので、ご判断は任せます。


ほか、M16A2もまだまだ多く見られる年代でした。
ハンドガード上部にPEQ-2が着いていたり、そのままで使用されていたりとこちらもまちまちです。

ただし、分隊のグレネーダーはA2、A4共通してアンダーバレルグレネードとしてM203を取り付けているケースが多く見られます。


バーチカルグリップについてはこの頃はあまり多く見られませんが、一部取り付けている隊員も見られます。
多くは支給品のレールカバーでハンドガード代わりにしている例の方が多く見られる時代ですね。



M4カービンについては、ごく一部の士官のみ使用していたようです。(画像左奥)
通信兵を従えている辺り、中隊長か小隊長でしょう。
下士官、兵についてはこの頃はM4カービンの使用は見られませんでした。



こちらの隊員も拳銃とペンしか持っていない辺り、士官でしょうか。
拳銃はおなじみM9ピストルで、ホルスターはM12を使用していますね。
この頃の下士官・兵ともにサイドアームはあまり携行していませんが、一部ナイロン製のレッグホルスターやこのM12ホルスターを使用して携行している隊員も見なくはなかったりします。
余談ですがこの画像、無線機がicom4008なのも興味深いですね。




この画像では手前側の隊員はキャリングハンドルのA4にPEQ-2という良く見られるスタイルですが、奥側の隊員はSAM-Rを使用している様子です。
スコープはリューポルドM3だと思われます。
分隊に同行している辺り、スナイパーとしてではなく分隊上級射手としての役割と思われます。



こちらは服装がMARPAT柄に対して、ライフルは無垢のA2という中々渋いスタイル。
スリングも黒の3点式が使用されていますね。
A2の場合、従来のコットンスリングが使用されている例も多く見られる中、色々と混在している様です。


今回はこの辺で。
次回はマークスマン、ガナーについて書いていこうと思います。

それでは、また。  

Posted by KAK at 19:50Comments(0)

2017年03月20日

【2.0】装備について

皆さんこんにちは。
時間が少し空いてしまいましたが、今回は装備について書いていこうと思います。

前回も少し触れましたが、この時期の海兵隊装備は過渡期の真っ只中にあり、カオスそのものです。


支給が間に合わず、従来のジャングル戦を想定したウッドランド中心の装備のまま残っているもの、かと言えば2002年から支給の始まったMARPATの装備もちらほらと。
書いている私ですら、何が何だか解らない位です。。。
とはいえ、それでは広報ブログになりませんので、一つ一つ紐解いて行こうと思います。

いくらカオス状態とはいえ、ハッキリしているものが一つだけあります。


アーマーがOTV(IBA)という事だけは、この年代では揺るぎません。
首につけるスロートアーマー、股間を守るグローインアーマーも付属しておりますが、着ける着けないは割と兵士個人によってバラバラです。
色はウッドランド柄でほぼ鉄板ですが、コヨーテカラーの物を着ている兵士も散見されます。


このOTVは陸軍でも採用され、ウッドランド柄については共通の物を使用しておりますが、海兵隊はその他のカラーとして、上の画像のコヨーテのみ採用しています。
3カラーデザート、若しくはUCP柄は陸軍のみの採用なので、間違って購入しないようにしてください。
UCPですと完全にオーパーツですが・・・

ほか、OTVの背中側のウェビングですが、腰の辺り3列しか無い初期型が無難でしょう。
コヨーテカラーのOTVですと、後期型として背中一面にウェビングが付いているタイプもありますが、この年代では見られません。


この画像を参考にしてもらえると、背中側が解りやすいかと思います。
しかしこの画像も見事にバラバラ。カオスですね。
あの兵站が強靭な米軍ですら、支給の間に合わない激動の時代だった事が伺えます。
ヘルメットカバーも戦闘服も、身につけているポーチなども統一感がありません。
もはやサバゲフィールドの定例会っぽくすらなっていますが、このブログ覗いている皆さんならその魅力が解る筈です(笑)

OTVももう少し時間が進むと、肩や脇の下を守る追加パーツが登場してきますが、2003~2004間はあまり見られない様です。
ポーチ類もウッドランドが多く、ファステクスについては黒一択と言った所でしょうか。
作戦内容によるものでしょうか。M40ガスマスクポーチは大体携行していますね。

ポーチ類はそのままアーマーに直付けしている事も多いのですが、上掛けでFLCを使用している例も多く見られます。


これもまた見事なカオスっぷりです。
OTVは前開きのアーマーの分、重いプレートを挿入したりポーチに弾薬を満載にすると、重みでアーマーが開いてしまう事も有ったそうです。
それを外側から被せることによってアーマーの着脱を容易にした上で、不意のアーマー解除にならない工夫も兼ねてという所でしょう。

携行している武器が無垢のM16A2、でもヘルメットカバーのみMARPAT、アーマーはコヨーテですが服は3Cデザートという不思議な装備ですね。


このFLCもウッドランド、コヨーテがそれぞれあり、支給された方を着けている様子です。


他にもアーマーに上掛けする装備としてこんなバリエーションもありました。


ベトナムの頃にも見られた、グレネードベストですね。
胸の辺りは手榴弾ポーチになっているので改造品でしょうか。
他、ヘルメットに着けているダストゴーグルのカバーとして、多分古い靴下を切った物でしょうか。反射防止として被せています。
手袋についてはOD色の軍手、これの指の部分を切って使っています。

ヘルメットカバーはMARPATですが、チンストラップを見るにPASGTヘルメットを使用していますね。
LWHもまだ支給が行き渡っていなかったことが伺えます。



これはやや画像が不鮮明ですが、右側の負傷者を運んでいる海兵隊員については、LC-2を上掛けして使っているのではないかと思われます。
背中には緑のハイドレーションを背負っている辺り、時代を先取りしているのかそうでないのかが良く解りません。
何故か半袖シャツのまま行動している所も興味深いです。
この頃はまだ、防暑用の衣類の支給が進んでいなかったと言う事でしょうか。


これはフィギュアですが、何かこういう組み合わせも古参兵らしくて良さそうですね。
ほか、画像は見当たりませんでしたが、LBVの上掛けも有った様子です。



変わってこちらは支給が間に合い始め、多少落ち着いてきた頃合いの装備ですね。
MARPATの戦闘服にヘルメットカバーも統一。OTVはコヨーテカラーで武器はM16A4に更新されています。
2004年装備に照準を合わせるならばこの辺りが良い具合なのではないでしょうか。
ヘルメットは相変わらずPASGTな上に、ポーチ類はウッドランド柄と中々良い外し具合の装備です。



ブーツはパナマソールのデザートブーツでも良さそうですが、遠目に見れば良く解らないレベルなので、


いつものこちらでも良いと思います。
最近はパナマソールのデザートブーツも時期によっては手に入らなかったりしますしね。。。



この時代はアイウェアはしていない兵士の方が多かったのですが、バリスティックでない通常のサングラスをかける海兵隊員は居ました。

この辺は非常に難しいところではありますが、
アイウェアについては、この時代に存在しないオーパーツでも止む無しとします。
BB弾が当たって割れるレベルの物を「リエナクト」にこだわり過ぎて着用した結果、怪我が起きても責任は取れませんので・・・
ちなみに米軍制式のダストゴーグルもBB弾の防御は出来ません。
なので、ゴーグル着用される方についても、その時代に近いものであれば良いと思います。
いずれにせよ、BB弾から目を守れる物を使用してください。
これについてはお願いとして、ご理解を頂きたく思います。



ちなみにM40ガスマスクもBB弾からの保護は確認されていません。
高価な物でもありますし、使用する場合は十分に気をつけて撮影等をしてください。
アイウェアの代用としての使用はオススメしませんし、怪我が有ったとしても責任はとれません。
こちらも合わせてご理解お願いします。



今回はこの辺で・・・
それでは、また。  

Posted by KAK at 13:15Comments(0)

2017年03月12日

【2.0】服装について

皆さんこんにちは。

次回のHR2.0における海兵隊一般部隊の統制事項として、これから色々ここで書き記していきますが、年代設定が2003年~2004年という事なので、少し幅を持たせて決めて行きます。
この記事の後に続く装備もそうなのですが、この2年間は海兵隊にとっても非常に変化の大きい年ですので、決定版と呼べる格好が無いのです・・・
ある意味、現用海兵隊装備コレクターとしても、情報収集が一番難しい時期ではないでしょうか。


まずは、服装から。


こちらはご存知、3カラーデザート迷彩戦闘服ですね。
通称「コーヒーステイン」等とも呼ばれています。
1991年にアメリカがクゥエートで戦った時に使用された6カラーデザート迷彩戦闘服、通称「チョコチップ」とは違う物です。
元々アメリカの砂漠迷彩は、アリゾナ州などの岩石砂漠などから割り出したパターンを採用していた様子ですが、湾岸戦争時に中東の砂漠には色合いが合わない事が指摘され、その後開発・採用されたパターンです。
陸軍の使用している物と同じものなので、差別化を図る為でしょうか、胸にアイロンプリントのグローバルアンカーがプリントされています。
アイロンプリント用の用紙は、ヤフオク等でも手に入りますので、これを再現する方は探してみてはいかがでしょうか。


ギャリソンカバー(八角帽)も、グローバルアンカーのプリントされている物が使用されています。
しかしながら、現状これは入手しづらいアイテムの一つとなっており、レプリカ品を購入したとしても、このグローバルアンカーがプリントされていなかったりします。
胸にプリントするアイロンプリントを帽子にかけて、せめてもの再現をする位しか出来無そうですが、大きさと形が同じだか正直私にも解りません・・・
この辺は再現できなくても仕方ないかもしれませんね。


ブーニーハットについても同様です。
どの道、帽子については原則作戦外(基地内)のみの着用等になるので、あまり無理しなくてもいいかもしれません。
ただし、ヘルメットカバーと戦闘服の柄が違う事はこの時期よく見られましたが、戦闘服と帽子があべこべになっている事は見られなかったと思います。
着用の際は、揃えて着用した方がカッコ良いと思います。
が、何か新資料等が有れば教えていただけると嬉しいです(帽子・服アベコベの画像など)

そしてもう一つがご存知、


MCCUU。ピクセルパターン迷彩の戦闘服です。
こちらの迷彩服は2002年から海兵隊は採用しておりましたが、派兵が決まった2003年にはまだ更新していない部隊も多かった様子です。
2004年に入る前後辺りから徐々にこちらのパターンが普及して来たと思われます。
こちらは陸軍は採用しておらず、海兵隊独自のパターンとなっています。
胸にも最初から刺繍でグローバルアンカーが描かれており、アイロンプリントで加工する必要が無いのが嬉しいですね。


ギャリソンカバー(八角帽)も額にグローバルアンカーが刺繍されており、特に加工は要らないですね。


ブーニーハットも同じです。
ですが、海兵隊に随行する衛生兵は海軍所属なので、この帽子についてはグローバルアンカーを省略した帽子を被っていたりします。
中々奥が深いですね。


次回のハートロック2.0については上記戦闘服は、
・3Cデザート
・ピクセル(デザートのみ)
この2パターンに決定させてもらいます。
そして、装備更新の過渡期感を表現するためどちらのパターンの迷彩服を着用するかは、参加される皆さん個人毎にお任せいたします。

ただし、分隊を編成する際に極力同じ柄の迷彩服を着た同士で固まってもらう予定なので
「親しい仲間同士同じ分隊に入りたい!」
という希望があれば、極力申し合わせて着てくれるとこちらとしてもやりやすいです。
荷物に余裕が有る方ならば両方携行していただいた方が、色々捗るかもしれませんね。

イラク戦争初期の、どの段階の再現をするか良く想像して、服は選んでもらえるといいと思います。
どちらのパターンの迷彩を着たとしても一点だけ推奨したい件としましては、戦闘服の下に着るTシャツは、
OD色無地のシャツがオススメです。
官給品ならなお良しですが、別にユニクロやしまむら等に売っている物でも十分です。

他、ピクセル迷彩を選んだ方にお願いなのですが、
コンバットシャツはこの時代にまだ存在していないので、間違って着てこないようにご注意ください。
どうしても年代縛りがあると、オーパーツ的な罠が有りますからね・・・


服装について、もう一つ大切なのがこちら。


ケミカルジャケットとパンツですね。
これはそもそもイラク戦争の理由が「大量破壊兵器(毒ガス兵器含む)の捜索・破壊」が主目的の一つだったので、着用する例は多く見られました。
これも出撃時に戦闘服の上から着用することも、個人の自由とします。
変な話、これを着用すると下の戦闘服は見えなくなるので、最初から戦闘服を着ずにこれだけ着て戦うのも大いにアリだと思います(笑)

ただし、開会式等には戦闘服で集合していただく予定なので、3Cデザートかピクセルデザートの戦闘服は用意しておいて頂けたらと思います。
戦闘内外はキチンと区分け出来たほうが、リエナクトの再現率も上がりますのでご理解頂けると有り難いです。

ほか、ケミカルジャケット・パンツについてはウッドランド迷彩の「後期型」になります。
見分けとしましては、
ジャケット側⇒フードが付いている(付いていないものは旧型です)
パンツ側⇒サスペンダーが付属している(付いていないものは旧型です)
これらを参考にしていただければ直ぐに解ります。

他、旧型のケミカルジャケット・パンツは裏地から活性炭素が付着してしまう素材になっています。
裏地を指でこすった時、指が真っ黒になってしまった場合も「旧型」と判断する良い材料になるかと思います。
ケミカルジャケットを梱包しているパウチも「C」と書いていれば「旧型」が入っています。
(後期型は「W」と表記されています)

ケミカルジャケット・パンツもそんなに多く出回っているものでもありませんので、出撃時の着用の有無、携行の有無については、個人の自由な判断に任せる形を取らせていただきます。
ただし、着用の是非は同じ分隊・ファイアチーム等で揃える事を推奨します。

基本的にはケミカルウェアは化学攻撃の有無やその脅威度に応じて、当該指揮官が着用の指示を出すものなので、兵士一人ひとりが勝手に着たり着なかったりする事は無いと思われますので・・・
その辺りも想像して再現していくと、中々コアな感じにアガっていくと思います。


とりあえず今回はこの辺で・・・
今後もまた情報更新していきますので、どうぞよろしくお願いします。
それでは。  

Posted by KAK at 23:44Comments(0)

2017年03月12日

【2.0】ハートロック2.0 海兵隊一般 参加のお知らせ

皆さんお久しぶりです。

先日、ハートロック運営委員会から、最後の「ハートロック2.0」の開催のお知らせが有りました。
海兵隊一般部隊としましても、このイベントに参加させて頂く所存でございます。

詳細は公式ブログを参照していただければと思います。
http://hartrock.militaryblog.jp/

一部日程などの告知を引用します。

~以下引用~

Heart Rock2.0
開催日:2017年5月20~21日
開催地:アサマサーキット
装備年代設定:03~04年まで
想定:イラク戦開戦初期


~引用終わり~


時期的にはイラクの大量破壊兵器を疑い、米軍を中心となった多国籍軍がイラクに武力侵攻を始めた辺りになります。
時代背景はウィキペディアを参照していただけると解りやすいと思います。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%AF%E6%88%A6%E4%BA%89

「現用リエナクト」と称している我々の「現用」の定義は皆さん大体この辺りが基点となっているのではないでしょうか。
最新の「現用装備」は2016年のハートロック7thで終了となっておりますが、本当に最後のハートロックがこの「基点」となっている時代に設定された所は、私個人としては中々趣き深いと感じております。


細かい装備の設定などは、これからこちらのブログで逐次上げて行く予定です。

なお、前回のハートロック7thの記事と混同されないように2.0について書いた記事につきましては記事タイトルに【2.0】と付けさせて頂きます。

ほか、前回のハートロックの記事で流用できるものにつきましては、以前の記事のリンクを貼るか、本文をコピー&ペーストで引用することもございますのでご理解をお願いします。

今回も沢山の海兵隊一般部隊の参加希望者に来て頂ける様、頑張って書きますので宜しくお願いします。  

Posted by KAK at 16:46Comments(0)