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Posted by ミリタリーブログ at

2017年03月20日

【2.0】装備について

皆さんこんにちは。
時間が少し空いてしまいましたが、今回は装備について書いていこうと思います。

前回も少し触れましたが、この時期の海兵隊装備は過渡期の真っ只中にあり、カオスそのものです。


支給が間に合わず、従来のジャングル戦を想定したウッドランド中心の装備のまま残っているもの、かと言えば2002年から支給の始まったMARPATの装備もちらほらと。
書いている私ですら、何が何だか解らない位です。。。
とはいえ、それでは広報ブログになりませんので、一つ一つ紐解いて行こうと思います。

いくらカオス状態とはいえ、ハッキリしているものが一つだけあります。


アーマーがOTV(IBA)という事だけは、この年代では揺るぎません。
首につけるスロートアーマー、股間を守るグローインアーマーも付属しておりますが、着ける着けないは割と兵士個人によってバラバラです。
色はウッドランド柄でほぼ鉄板ですが、コヨーテカラーの物を着ている兵士も散見されます。


このOTVは陸軍でも採用され、ウッドランド柄については共通の物を使用しておりますが、海兵隊はその他のカラーとして、上の画像のコヨーテのみ採用しています。
3カラーデザート、若しくはUCP柄は陸軍のみの採用なので、間違って購入しないようにしてください。
UCPですと完全にオーパーツですが・・・

ほか、OTVの背中側のウェビングですが、腰の辺り3列しか無い初期型が無難でしょう。
コヨーテカラーのOTVですと、後期型として背中一面にウェビングが付いているタイプもありますが、この年代では見られません。


この画像を参考にしてもらえると、背中側が解りやすいかと思います。
しかしこの画像も見事にバラバラ。カオスですね。
あの兵站が強靭な米軍ですら、支給の間に合わない激動の時代だった事が伺えます。
ヘルメットカバーも戦闘服も、身につけているポーチなども統一感がありません。
もはやサバゲフィールドの定例会っぽくすらなっていますが、このブログ覗いている皆さんならその魅力が解る筈です(笑)

OTVももう少し時間が進むと、肩や脇の下を守る追加パーツが登場してきますが、2003~2004間はあまり見られない様です。
ポーチ類もウッドランドが多く、ファステクスについては黒一択と言った所でしょうか。
作戦内容によるものでしょうか。M40ガスマスクポーチは大体携行していますね。

ポーチ類はそのままアーマーに直付けしている事も多いのですが、上掛けでFLCを使用している例も多く見られます。


これもまた見事なカオスっぷりです。
OTVは前開きのアーマーの分、重いプレートを挿入したりポーチに弾薬を満載にすると、重みでアーマーが開いてしまう事も有ったそうです。
それを外側から被せることによってアーマーの着脱を容易にした上で、不意のアーマー解除にならない工夫も兼ねてという所でしょう。

携行している武器が無垢のM16A2、でもヘルメットカバーのみMARPAT、アーマーはコヨーテですが服は3Cデザートという不思議な装備ですね。


このFLCもウッドランド、コヨーテがそれぞれあり、支給された方を着けている様子です。


他にもアーマーに上掛けする装備としてこんなバリエーションもありました。


ベトナムの頃にも見られた、グレネードベストですね。
胸の辺りは手榴弾ポーチになっているので改造品でしょうか。
他、ヘルメットに着けているダストゴーグルのカバーとして、多分古い靴下を切った物でしょうか。反射防止として被せています。
手袋についてはOD色の軍手、これの指の部分を切って使っています。

ヘルメットカバーはMARPATですが、チンストラップを見るにPASGTヘルメットを使用していますね。
LWHもまだ支給が行き渡っていなかったことが伺えます。



これはやや画像が不鮮明ですが、右側の負傷者を運んでいる海兵隊員については、LC-2を上掛けして使っているのではないかと思われます。
背中には緑のハイドレーションを背負っている辺り、時代を先取りしているのかそうでないのかが良く解りません。
何故か半袖シャツのまま行動している所も興味深いです。
この頃はまだ、防暑用の衣類の支給が進んでいなかったと言う事でしょうか。


これはフィギュアですが、何かこういう組み合わせも古参兵らしくて良さそうですね。
ほか、画像は見当たりませんでしたが、LBVの上掛けも有った様子です。



変わってこちらは支給が間に合い始め、多少落ち着いてきた頃合いの装備ですね。
MARPATの戦闘服にヘルメットカバーも統一。OTVはコヨーテカラーで武器はM16A4に更新されています。
2004年装備に照準を合わせるならばこの辺りが良い具合なのではないでしょうか。
ヘルメットは相変わらずPASGTな上に、ポーチ類はウッドランド柄と中々良い外し具合の装備です。



ブーツはパナマソールのデザートブーツでも良さそうですが、遠目に見れば良く解らないレベルなので、


いつものこちらでも良いと思います。
最近はパナマソールのデザートブーツも時期によっては手に入らなかったりしますしね。。。



この時代はアイウェアはしていない兵士の方が多かったのですが、バリスティックでない通常のサングラスをかける海兵隊員は居ました。

この辺は非常に難しいところではありますが、
アイウェアについては、この時代に存在しないオーパーツでも止む無しとします。
BB弾が当たって割れるレベルの物を「リエナクト」にこだわり過ぎて着用した結果、怪我が起きても責任は取れませんので・・・
ちなみに米軍制式のダストゴーグルもBB弾の防御は出来ません。
なので、ゴーグル着用される方についても、その時代に近いものであれば良いと思います。
いずれにせよ、BB弾から目を守れる物を使用してください。
これについてはお願いとして、ご理解を頂きたく思います。



ちなみにM40ガスマスクもBB弾からの保護は確認されていません。
高価な物でもありますし、使用する場合は十分に気をつけて撮影等をしてください。
アイウェアの代用としての使用はオススメしませんし、怪我が有ったとしても責任はとれません。
こちらも合わせてご理解お願いします。



今回はこの辺で・・・
それでは、また。  

Posted by KAK at 13:15Comments(0)